夏山と高山植物

売買事業部の青沼です。

6月はコロナ自粛、7月は長雨、8月は猛暑、
今年の夏は暑かったですが、あっという間に過ぎ去りましたね。
今年の夏山シーズンはコロナの影響で南アルプスの山小屋のほとんどが休業。
北アルプスの山小屋の多くは受け入れ人数を制限して営業するという状況でした。
その影響かと思いますが、今夏の白山は例年にない人出で大賑わいでした。

正直、今年は夏山を楽しむ余裕はありませんでしたが、夏の白山へ登ってきました。
白山は花の百名山としても有名で、全国からたくさんの人が登山に来られます。
今までガツガツ登ってばかりで、花に目をやる事なんてほとんどなく、よく他の登山者の方から「もったいない」と言われてきました。

しかし今夏はコロナ渦で山に行く機会が少なかった影響でしょうか、じっくりと山と向き合ってみると、今まで目に入らなかった高山植物や花のおかげで、少ない登山機会が数倍も楽しめました。
6月まで雪に覆われ、その後、8月までの約2ヶ月程しか楽しめない、貴重な機会です。

夏山の定番なんですが、ニッコウキスゲ
朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花だそうです。

ハクサンフウロ(白山風露)
高原や高山の草地に生える多年草で、本州中部地方以北の高山から亜高山帯に分布するらしいです。

これはハクサンフウロがもっとも見映えした景色。
御前峰(白山最高峰)とハクサンフウロ

夏の白山といえばクロユリ

キンポウゲ

さすが花の百名山、まだまだたくさんの花や高山植物で登山者を楽しませてくれるのですが、高山の夏は平地よりも更に短く、美しい花の季節は一瞬で通り過ぎていきます。

今年はもう夏山シーズンは終わりましたが、また来年も楽しみです。
皆さんも、ぜひ山へ行きませんか。

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