2020年 新春経済講演会 

こんにちわ

企画管理部の佐藤です。

1月10日 みやこめっせ で2020年新春経済講演会に出席させていただきました。

一部、二部の構成で1:30~16:40の公演の予定時間となっていました。

二部に日本電産株式会社の創業者CEO永守重信氏の講演ということで4000人の来場席が埋まっていました。

一部に東京大学名誉教授の伊藤元重氏の講演では4つのキーワードを基に話をされました。その前に、これまで5年から10年の間に大きな危機が訪れていて、その後に転機となりトレンドが変わるみたいな・・・

難しい話ですが、前回の危機、東日本大震災から9年訪れていないので、そろそろ何かが起こり転機が起こるというような話から入られました。

そしてこれからの日本経済の展望では「人材」「企業の持続性」「テクノロジー」「グローバル化」をキーワードに話されました。

「人材」では、深刻な人手不足が慢性的にこれからも続く事で、悩んでいる企業の例を話に挙げられていましたが、この問題に悩んでいる企業は自分でこの問題に陥るような対処方法を取っているからだと指摘されていました。そしてアメリカでは最近20年間で賃金が50%アップしているが、日本では20年前と変わっていないなど、「人材」では中身が濃すぎてとても書ききれません!私の頭の中でも整理しきれてないですが・・・

「企業の持続性」では、時代に合わせた新分野への投資をし、同じ仕事内容では会社の成長は無い。具体的には地球環境を考えて再生可能エネルギーを利用することなどが企業の成長や持続に繋がるというヒントを話されていました。

「テクノロジー」では、ITで人々の暮らしが良くなり、便利になり仕事のチャンスの幅も広がっているのでビジネスでの活用や、オンラインとオフラインの融合、多種なサブスクリプション(買い取るのではなく、様々な商品、サービスの利用権を借りる。)の顧客側、企業側のメリット、デメリットの理解しようという話。

「グローバル化」のお話は残念ながら時間の都合で省略されました。しかし、外国人観光客の著しい増加を目の当たりにすれば、大事なのはわかりますね。

とても文章ではまとめることができない濃い~話でしたが、とてもわかりやすく今後に活かされる内容でした。

 

二部では、永守氏のエネルギー溢れる、ユーモアたっぷりの漫談で、爆笑をとりながらも大事な話をされました。

とにかく面白く、エネルギーがすごいので、説得力がある!

一部で伊藤氏が話されていた内容と被ることが多々あるので、わかりやすく心にも響きました。

面白かったのは、優秀な人材を入社させたいが有名大学からの志望が無く、人材選びがわからなかった頃に先輩に聞いた重要人選が「早飯」「早糞」「早風呂」。IQよりEQ。

ふざけた話のように聞こえますが、43か国10万人の従業員のデータから、これは間違いないそうです。超一流大学卒をとっても、この3つとEQが無いとダメみたいです。

後は大学を経営することになった経緯です。今の日本の教育方針では世界に後れをとっていて、アメリカでは大卒が入社後すぐに即戦力だが、日本では入社時には専門知識無し、礼節知らずで、1年ほどかけて教育してやっと戦力として育てていくので、時間と経費がかかる。そこで日本の教育に疑問を持ち、色んな大学に見学に行き、講義を受けてみると、5分で熟睡してしまったことから教育を見直し、世界に通用する人材を育ててみたいと思ったそうです

そして永守氏が理事長を務める京都先端科学大学の教育方針、大学の目標を聞くと自分の時代にあればよかったのにと、羨ましくなる内容でした。

 

エネルギーをもらった一日になりました。

 

 

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