イマーシブシアター

こんにちは
今年に入ってからコロナウイルスの猛威により、人が集まるイベントなどが次々に中止となっていますね。
楽しみにしていたイベントが中止になったりすると残念なものですが、日本でも感染が拡大している昨今、外出の際は3密を避けるように心がけましょう!

さて、このように感染が拡大する少し前、私は京都南座へ舞台を観劇しに行ってまいりました!

舞台のタイトルは、「サクラヒメ」。
みなさんは”イマーシブシアター”という手法の演劇をご存知でしょうか?

私はこのイマーシブシアターの舞台を今回「サクラヒメ」で初めて知ったのですが、
ロンドンで生まれた”没入型演劇”なんだとか。

行ってみてなるほど、と感心したのですが、あの南座がなんと、舞台も客席もない、完全にフラットな状態になっていたのです!

舞台も客席もない、ということは、今にも触れられそうな距離で、まるで知人と話すような距離にキャストの演者さんがいるという事。
1階席は京の街に見立ててあり、観客は黒い羽織りを着用して”都人”に扮します。
演劇を観にきた客でありながら、観客自身も世界観を彩る要素となっているのです。

2階席、3階席は観ているだけかと思いきや、お話が佳境に差し掛かったころ、エンディングを決める重要な投票を委ねられる役割を担っていました。
なるほど、と感心しきりな私です。笑

物語は毎回観にきた観客の投票でラストが決まる、マルチエンディング型なんです!
“舞台は生もの”と言いますが、正にその極みです!

私は今回1階席で”都人”となり、キャストさんの演技を間近で観てきました。

息遣いや汗も感じられる程の距離感で、とても迫力のある、見応えのある舞台でした…!

本場アメリカのNYブロードウェイではビルを丸ごと使用したイマーシブシアターもあるそうです。

もちろんキャストさんとの隔たりが無いということは、観ている観客のマナーが良い事が絶対条件。
キャストさんへのお触りや、走ったり他の観客を押し除けたりと言う行為はマナー違反です。コロナ渦の中では、開催するのもなかなか難しそうな面もありそうですが、日本でもこういった新しいタイプの舞台が増えれば良いな、と感じた舞台でした。

1日も早くコロナが終息しますように…。

 

企画管理部  谷

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