空き家の活用法について|京都の賃貸仲介 ハウスネットワーク

 空き家の活用法について

京都市における空家数は11.4万戸、空家率は14.0%となっており、実に7軒に1軒が空き家という状況です。
京都市では、これまでも空き家対策に取り組んでいましたが、より一層対策を推進する必要があることから、平成26年4月に「京都市空き家の活用・適正管理等に関する条例」を施行し、空家の活用をはじめ、予防と適正管理に関する取り組みを進めています。

空き家を放っておくとどうなるの?

建物は年月の経過とともに傷んでくるものですが、特に人が住まなくなった空き家は、傷みの進行が早いです。空き家のまま長期間放置してしまうと、内部はかなり傷んでしまいます。しかし、外からはその危険性はあまり分からないものです。外部に崩壊の兆候がある場合はかなり危険な状態だといえます。

空き家管理のススメ

空き家の放置は、所有者だけではなく、ご近所や地域の大きな問題に発展することもあります。周りの方々に迷惑をかけないためにも、空家を財産として受け継いでいくためにも、定期的に管理することがとても大切です。ここでは、そのポイントを見てみましょう。

定期的に空き家を管理することが難しい人向けに、ハウスネットワークでは空家の管理サービスを提供しております。長期間確認に行けないような場合は、このようなサービスを利用するのも空き家を管理する方法の一つです。

管理サービス内容の例

  • 郵便受けの整理
  • 建物のチェック
  • ゴミの確認、等

空き家活用のススメ

空き家は、住まいとしてだけではなく、様々な形で活用できるまちづくりの資源です。例えば、地域のコミュニティ施設、観光拠点やお店など、地域の憩いやにぎわいに役立つような活用方法もあります。自身のため、地域のために空き家活用に取り組みましょう。ここでは空き家を活用する場合、所有者に知っておいてほしい情報をご紹介します。

所有者自身で活用する場合

活用する際は、現在の間取りで良いのか、改修工事は必要かといったことを検討する必要があります。そのような相談は、建築士さんや工務店さんにするのが良いでしょう。
また、「空き家活用・流通支援専門家派遣制度」を利用し、建築士さんや不動産屋さんにアドバイスをもらうこともできます。

売却する場合

売却し、次の所有者に活用してもらうというのも活用方法の一つです。売却するには、不動産屋さんに依頼するのが一般的です。ハウスネットワークでは、売却についてのご相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。また、不動産鑑定士さんに鑑定評価してもらうという方法もあります。一般的に費用がかかりますが、お持ちの不動産の価値がどのくらいか知ることが出来ます。

賃貸に出す場合

契約や管理の方法を検討しましょう。以下の2通りがあります。

Q.空き家を回収して、賃貸に出す予定です。改修費に対する補助金等はあるのでしょうか?
一戸建て・長屋建ての空き家を、活用・流通する場合に必要な改修費や家財の撤去費の一部を補助する「空き家活用・流通支援等補助金」があります。
また、住宅として活用する場合に限り、耐震改修や省エネリフォームにかかる費用を補助する制度があります。
Q.賃貸に出したら返ってこないと聞いたのですが?
賃貸借契約には、普通借家契約と定期借家契約の2つのパターンがあります。
「普通借家契約」は、入居者が引き続き住む事を希望している場合、貸主に正当な理由がない限り契約を終了することが出来ません。
一方、「定期借家契約」は、あらかじめ定めた契約期間が満了すると、賃貸借が終了します。そのため、返してもらえないということは起こりません。