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祇園祭 KYOTO Gion Matsuri
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木賊山 ―とくさやま―

下京区仏光寺通西洞院西入ル木賊山町

世阿弥の謡曲「木賊」が由来の山です。信濃の国で子をさらわれた翁が、ひとり木賊を刈る姿を表しています。御神体は桃山時代、奈良仏師の作です。右手に鎌、左手に木賊の束を握り、周囲に木賊を配しています。

優れた懸装品をもつことでも知られ、特に、前懸「唐人市場交易図綴錦」、見送「鳳凰牡丹図綴錦」は、彩り豊かな逸品です。欄縁金具は金色の雲に蝙蝠をあしらったもので、夕暮れを表しています。

御神体:木賊翁

子ども連れにおすすめ

舁山か、曳山か

木賊山の町内は四条通から二筋下ったところにあり、祭り期間中も比較的混雑の少ない穴場なので、子連れで祭情緒を満喫するのにぴったりです。

山では伝統的に迷子除けの御守を出し、また平成20年から、オリジナル手ぬぐいで作る甚平を販売しています。1~3歳位が対象とのことなので、ぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。ちなみに手ぬぐいは、住民の芸大生など若い世代がデザインをしていて、斬新でおしゃれだと人気があります。

木賊山は、元治の大火(どんどん焼け)存で胴組を焼失し、7年間休み山となりました。復興したのは明治5年のことです。その後、一時基、舁山から曳山になったことがありました。

明治20年から数年間、理由は定かではありませんが、車輪を付けた曳山にしていたのです。明治25年、角を曲がるときに車輪が折れてしまい、そのため舁山に戻されたのだそうです。現在も山の4本の柱の下部に、車軸を通す穴が残っています。

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