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祇園祭 KYOTO Gion Matsuri
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綾傘鉾 ―あやかさほこ―

下京区綾小路通室町西入ル善長寺町

今宮神社のやすらい祭に似て、王朝の古式を今に伝える鉾です。鉾の形も、台車の上に大きな傘を載せた古い形態を残しています。公家風の装束姿の6人も稚児も巡行に参加します。2つの大傘を持ち、ひとつは森口華弘作の友禅染物傘で、もうひとつの織物の垂(さが)りをつけた傘上に御神体と金幣を飾っています。

綾傘鉾の特徴である棒振り囃子は、赤熊(しゃぐま)のかぶり面をつけた棒振りと、鬼面をつけた太鼓を持つ者とバチを持つ者が、鉦と笛に合わせ疫病退散の踊りをおこないます。

御神体:金鶏

紆余曲折を経て復興した鉾

後援会形式を取り入れる

天保2(1831)念に北観音山が新造したのにともない、その残った部材で曳鉾を作り、天保5年から巡行に参加しました。しかしわずか30年後、禁門の変に続く兵火に遭い、鉾は焼失してしまいます。明治12年から5年間は徒歩囃子で巡行しますが、いったん途切れ、昭和54年に復興しました。

綾傘鉾の大きな特徴である棒振り囃子は昔から壬生六斎が受け持っていて、楽譜や記録が残っていたので、それが復興に向けて大きな足掛かりとなりました。

町内に祭りを支える家が少なく、参加型の後援会形式を取り入れています。後援会は会費1万円で、全国各地の方が祭りに参加することができます。鉾を曳いたり、宵山に行われる棒振り囃子の公演が見られたり、御池通の観覧席が1席確保できるなど、祭りを楽しむ特典が豊富です。

祭に来られなくても、記念品が贈られたり、特典を来年にまわしてもらえるなどの配慮もなされています。後援会の締め切りは毎年5月20日です。

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