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祇園祭 KYOTO Gion Matsuri
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長刀鉾町稚児舞披露

長刀鉾町の吉符入りの日で、会所に集まった人たちに稚児が正式に紹介されます。曳初(ひきぞ)めや巡行の時の稚児舞「太平の舞」を、まずは会所で町役に見せてチェックを受け、そのあと会所の2階から四条通に向かって披露します。窓から身を乗り出して大きく舞う稚児の足元や体を支えるのは父親や祖父と稚児係です。この日、稚児は、白塗りの化粧をし、孔雀の羽を飾った蝶とんぼの冠を戴いて、振袖に萌葱色の肩衣(裃)と袴を着けます。

現在、鉾に行き稚児が乗るのは長刀鉾だけです。稚児は鉾上で巡行路を祓い清める役目を担います。長刀鉾町と養子縁組をして鉾町の子どもとなった稚児の、白塗りに美しい衣装姿は、専門の男性たちによって整えられる。稚児の神は、前髪を真っ直ぐに切りそろえ、襟足を「うろこ」といって三角にそり上げます。この髪型にする「理髪の儀」は、40年以上担当しているという理容院で、お千度、吉符入、曳初め、神幸祭(山鉾巡行)それぞれの前日、合計4回行います。白塗りの化粧を施す化粧方には顔師(かおし)がつき、有職に詳しい稚児係が着付けを担当します。

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