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祇園祭 KYOTO Gion Matsuri
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 献茶会

表千家家元千宗左宗匠と、裏千家家元千宗室宗匠とが隔年で奉仕する、昭和21年から始められた行事です。この日の早朝に八坂神社境内の井戸から汲んだ「八坂の神水」で点てられます。本殿では、家元が濃茶を点て神前に供えます。能舞台では、長刀鉾の囃子方による祇園囃子の演奏も行われます。

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役行者山護摩焚供養

役行者山は、名前の通り御神体が修験道の創始者である役行者であり、修験道とのかかわりが深いことから、16日に聖護院の山伏が護摩焚きをして祭りの無事を祈ります。

約30人の山伏の行列が六角堂頂法寺(六角通烏丸東入ル)を午後1時ごろ出発し、烏丸通をわたって浄妙山、山伏山、霰天神山、南観音山、北観音山などに参拝して役行者山へと向かいます。会所の役行者像など3体の御神体に参拝の後、山の南側の仮設の護摩檀に点火します。経が唱えられる中、山伏たちが次々と護摩木を投げ込むと、炎が勢いよく立ち上ります。

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宵山

祇園祭の中で最もにぎわいを見せるのが宵山です。各山鉾町では、それぞれの町の会所や飾り関に山鉾の御神体や錺金具、水引、見送などの懸装品を飾りつけて、一般の人たちに披露します。子供たちのお守りを売る声や、祇園囃子の「コンチキチン」の音が混じりあい、宵山ムードが一段と高まります。

翌日に山鉾巡行、神幸祭(神輿渡御)を控え、八坂神社はもとより、四条通、山鉾町においても、さまざまな行事が繰り広げられる。午後6時以降、四条通と烏丸通一帯は歩行者天国になり、夜店も出て大変な賑わいをみせます。

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宵宮神賑奉納行事

山鉾巡行を翌日に控え、八坂神社のおひざ元、祇園商店街周辺では3つのステージでそれぞれ宵山神賑奉納と呼ばれる奉賛行事が行われます。

四条通の大和大路~花見小路間北側では、舞楽(午後6時10分)、鷺踊(午後7時)。

四条通の花見小路~東大路間南側仮設舞台では、京舞(午後7時)、祇園太鼓(午後7時20分)、祇園祭音頭踊(午後7時50分)、大石囃子(午後8時)、獅子舞(午後8時15分)、祇園太鼓(午後8時30分)。

川端通四条南座前では、大杉太鼓(午後6時40分)が披露されます。

 

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石見神楽

島根県浜田市金城町の久佐西組神楽社中により、国の無形文化財に指定されている石見神楽が奉納されます。

「塩祓(はらい)」に始まり、大宰府に左遷された菅原道真が左大臣と刀を交える「天神」や、八坂神社の御祭神素戔鳴尊が大蛇を退治するクライマックスの「大蛇(おろち)」まで、6演目が披露されます。

全国的にも珍しいという神と粘土で作った面を着け、笛、太鼓、鉦の賑やかな囃子で演じられる勇壮な舞が見ものです。

 

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日和神楽

宵山の夜、賑わいも落ち着いた頃に行われます。

各山鉾町の囃子方が四条寺町にある八坂神社御旅所まで、お囃子を奏でながら翌日の巡行が晴天であることを祈願して奉納します。車の付いた枠(屋台)に鉦を吊るして太鼓とともに打ち鳴らし、笛を吹き賑やかに祇園囃子を奏でますが、行きの道中と帰りの道中では違う曲を演奏します。お囃子の後について歩かなければ、曲が変わったことに気付くのは難しそうです。

祇園祭の中でも、この日和神楽が一番好きだという人も多く、祭りの盛り上がりを感じる、風情ある行事です。

 

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あばれ観音

宵山が終わり、各山鉾が明日の巡行準備にかかり始めるころ、「ワァー」という歓声とともに「あばれ観音」が行われます。南観音山の御本尊の楊柳観音に布を被せて蓮台に縛りつけ、法被姿の男たちが激しく振りながら町内をかついで回ります。南観音山だけの珍しい儀式ですが、「あばれ観音」が始まった明確な理由は不明とされています。深夜にもかかわらず、楽しみに訪れる見物客も多いです。

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