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祇園祭 KYOTO Gion Matsuri
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長刀鉾幣切

鉾建ての初日であるこの日、八坂神社の神職が長刀鉾町に出向き、神事に用いる各種の御幣類を調えます。真木の榊の中央につけられる白大幣1串も、毎年この時に新調します。

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長刀鉾町おさすりの儀

長刀鉾の神剣は、三条小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか)作の大長刀です。かつては鉾頭として実際に真木に取り付けられていましたが、今は宝物として保管され、鉾頭には竹製のものをつけます。

その神剣で町役の背中をさすり、邪気を祓い清めます。

一般非公開となっている儀式ですので、ご注意ください。

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神用水清祓式

雅楽を奏でながら、仲源寺(ちゅうげんじ)を出発した関係者が四条大橋北中央に建てた斎竹(いみたけ)の間で鴨川の水を汲み上げ、お祓いをする神事です。神用水(神事用水)は夜、四条大橋で神輿を清めるのに使われます。水は3回(6桶)汲まれ、四条大橋東詰南仲源寺脇宮川堤に設けた齋竹の場所で、八坂神社の神職による「大祓詞」が奏上されて保管されます。お宮さん(八坂神社)の神事の水ゆえに、宮川の名が生まれました。宮川とは、四条大橋から団栗橋に至る鴨川のことを言います。

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高橋町社参

斎竹(いみたけ)建てを行う高橋町の役員が、神事の無事を祈って参拝する斎竹は葉付きの青竹で、巡行に際して長刀鉾稚児が切る注連縄(しめなわ)を張ります。四条通麩屋町に建てられますが、高橋町は東洞院通高辻上ルにあります。なぜ、少し離れた高橋町の人たちが斎竹を立てるのでしょうか?

天正時代までは、烏丸通高辻上ルの大政所町あたりに御旅所がありました。現在もビルの谷間に小祠があります。ここは天延2(974)年6月14日に御霊会が行われたときに、秦助正の居宅(高辻東洞院)のあったところを御旅所と定めたと伝えられています。高橋町は大政所町の隣にあります。かつては大政所町と高橋町、北隣の上柳町の人たちが斎竹建ての奉仕をしていました。その後、御旅所は移転しましたが、斎竹建ての彭氏はそのまま高橋町だけに引き継がれ、今日に至ります。

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お迎え提灯

「神輿洗式」の神輿を迎えるため、江戸中期から始まった行事です。氏子の祇園萬灯会有志がお先太鼓の音とともに、「おむかえ」と書いた提灯を立て、それぞれ趣向を凝らし市内を練り歩きます。行列は鉾町からも囃子方が出て、金獅子、銀獅子、馬長、児武者、馬上稚児、小町踊りの子ども、鷺踊、しゃぐま、万灯踊、祇園太鼓と続き、華やかです。350人、馬12頭の行列で、市役所前や能舞台での舞踏奉納は大変見ごたえがあります。

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神輿洗式

大松明が清めた道筋に3基の神輿を代表し、中御座が四条大橋北側(昔は四条河原)でお祓いをする行事です。午後6時、八坂神社の「神輿洗奉告祭」の進行中、神輿蔵から最初に出る中御座は、南楼門の外へ据えられます。舞殿に据えた他の2基は飾り金具などで荘厳されますが、中御座は装飾しません。午後6時55分、本殿にて神輿の先祓いをする、道しらべの大松明が点火され、出発すると神輿の出番です。四条大橋では神職が榊に朝、汲み上げた神用水をふくませ、神輿を清めますが、飛沫を浴びると厄除けになるといわれ、橋上は大勢の人で賑わいます。

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各山鉾町清祓 (~15日)

各山鉾町では、祭りの無事を祈って、八坂神社の神職による清祓が行われます。また、山や鉾によっては、御神体として祇園の神以外の神谷仏を祀るところもあり、神職の清祓とは別に、僧侶による祈祷が行われる山鉾町もあります。

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鉾建て (~13日)

10日または11日から、鉾や曳山を組み立てる鉾建てが行われます。蔵から出された部材は、町会所近くの道路上の所定の位置で、釘を使わず縄だけで汲み上げていきます。「縄絡み(なわがらみ)」という伝統技法で、組み立てるのは大工方や手伝い方と呼ばれる専門の職人です。雄蝶(おちょう)、雌蝶(めちょう)、鶴、亀など縄の巻き方の名前も優雅です。20メートル近くある薪を取り付けるため、はじめは櫓を横倒しにして組み立てます。真木を固定したら網で引っ張って鉾を建て、鉾車や石持(いしもち)屋根や天井などを取り付けます。懸装品を飾り、完成するまでに開始から3日ほどかかります。

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