西院エリアの雰囲気は大宮エリアと似た雰囲気があります。ただ、西院エリアの方が四条や河原町などの繁華街から離れている分、若干住宅街要素が多いような気がします。西院駅には阪急京都本線、京福電鉄嵐山本線の2路線が乗り入れています。阪急京都本線の駅名は「西院(さいいん)」と読みますが、京福電鉄嵐山本線では「西院(さい)」と読んでいます。西院駅周辺の地名は「さいいん」と読まれていますし、その読み方が一般的です。西院の由来としては現在の佐井通((別称春日通)に該当する「道祖(さい)大路」に接していたので「さい」と呼ぶようになったようです。また、西院駅近くにある高山寺が「賽の河原(さいのかわら)」の旧蹟として残っているように、この地に伝わる伝承がいくつかあり、それが由来とも言われています。総じて、平安時代には「さい」と読まれていたと言えます。その後変化し、「さいいん」と呼ばれはじめ、一般的に普及するようになったのは1928年(昭和3年)開業の新京阪鉄道(現・阪急電鉄京都本線)の駅が「さいいん」を採用してからであると言われています。
阪急西院駅の駅前には多くの飲食店、パン屋、ドラッグストア、スーパー、コンビニ、銀行やレンタルビデオ屋など、沢山のお店が並んでおり、大変栄えています。生活に必要なお店はすべてそろっていると言っても過言ではありません。四条や河原町のように別のエリアに住んでいてもわざわざ遊びに行くというようなエリアではありませんが、最寄駅としては大変便利な駅があるエリアであると思います。