二条エリアのご紹介

 二条駅は比較的栄えている駅前を持った駅の一つだと思います。京都人は車をよく使うという話を聞いたことがありますが、それが理由か、なかなか栄えた駅前を持った駅というのは少ないように感じます。通勤・通学の交通の手段として京都市バスがよく利用されているということもあるかもしれません。二条駅の駅前には二条Biviがあり、その中には映画館や飲食店が入っています。また、中型のスーパーや飲食のチェーン店、ドラッグストアーにカフェもあり、コンビニも3軒ほど見つけられます。二条駅と言っていますが実際は御池通と千本通の交差点あたりに駅が位置しているので三条通にも大変近く、三条商店街を利用することも十分可能な場所にあります。近くには世界遺産の二条城があり、二条城の周りを走っている方もよく見られます。二条城の南には神泉苑という寺院がありますが、そちらでは貞観年間には祇園祭の発祥となる御霊会が二度行われました。全国の国の数である66本の鉾を立てて神泉苑の池の水で清めたそうです。

二条エリアの賃貸マンションに住むのはどんな人?

 二条エリアの賃貸マンションに住んでいる人は一見ファミリーの方が多いように思えます。JR山陰本線(嵯峨野線)も京都市営地下鉄東西線も使えるという立地で京都に住まいを構えているので大阪に勤務している方や、京都市以外へも通勤されている方等幅広い方に使い勝手の良い駅ではないかと思います。ファミリー層が極端に多いように思えますが、実際は二条駅の周辺には佛教大学二条キャンパスや立命館大学朱雀キャンパスなどがあるため、ファミリーの賃貸物件に偏りがあるわけではなく、単身用・学生用も取り揃えているバラエティ豊かなエリアかと思います。

 そもそも現在は太秦天神川駅まで線路が延びていますが、二条駅は京都市営地下鉄東西線の末端の駅でした。また現在は高架駅ですが、二条駅が作られた当時は地上に直接駅があったようです。地上駅は京都鉄道(現在の嵯峨野線の区間に相当する路線を建設した鉄道会社)の本社を兼ねていて優美で立派な駅として当時も有名だったそうで、駅の高架化に伴い、駅舎としての役目を終えましたが、京都の近代化を象徴する建物でもあることから京都市指定有形文化財に指定され、縮小して京都駅からほど近い梅小路蒸気機関車館に移築されることになりました。

 現在の二条駅は大きな屋根で覆われている近代的なデザインになっていて、和風な前二条駅舎とのあまりの違いに建てられた当時は賛否両論ありましたが1997年にグッドデザイン賞を受賞したり、京都駅や嵐山駅と並んで「近畿の駅百選」に選定されたりしています。

二条の賃貸お部屋探しについて

 二条エリアの賃貸物件を探す場合は、やはり単身者かファミリーかによって二条エリアの中での細かいエリアが異なってくると思います。二条駅JR東口を出るとすぐにぶつかる千本通沿いには単身者向けの賃貸物件が多く建てられていますし、逆に二条駅JR西口を出ると大きなファミリー賃貸マンションが連なっています。また、二条駅から少し離れるとよりファミリー賃貸物件が多くなる傾向があり、京都市営地下鉄東西線の隣駅である西大路御池駅周辺になると、その傾向はより高まる気がします。西大路御池駅周辺にある賃貸物件となると、JR嵯峨野線の隣駅である円町駅にも近くなる場合もあり、結果として二条駅と同様にJR嵯峨野線・京都市営地下鉄東西線の2路線が使えるという状況となります。また、西大路御池駅周辺には島津製作所の本社や京都市立西京中学・高等学校などもあり、二条駅周辺に比べるとファミリー賃貸物件が多くなります。

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