東大寺散策

東大寺。華厳宗大本山、奈良時代から続く大寺院となります。日本の、少なくとも関西の方であればまずご存知であろう盧遮那仏があることで有名な寺院です。

鎮護国家への思いを込めて創建され、歴史上二度焼かれ衰退の憂き目を見たものの各時代の王朝・幕府や勧進によって大伽藍を維持しております。
本来であれば紫香楽宮にて計画された大仏建立ですが、諸々の不幸が重なった聖武天皇の意向により遷都が行われ平城京へ復した後に建立されるという天平文化を代表する存在となります。

 

お世話になっております、四条店・テナント事業部の岡本です。

…さて、東大寺です。私は奈良県奈良市出身のため、東大寺・若草山・春日大社に奈良公園といえば非常に強い地元感とシンパシーを感じております。年に一度は大仏さんを拝まないと気持ちが悪いという、奈良県出身者に非常に多い傾向を持っております。

昨今のコロナウイルスの件もあり外出は控えておりますが、生家での諸々手続きのついでに奈良県庁からふと東大寺を訪れました。
久しく寄らない間に東大寺ミュージアムが建設されていたり、昔の東大寺のように殆ど人がいなかったり、東大寺の一大イベントである柱の穴くぐりが中止されていたりと、変化と縁のない奈良県でも少しずつ変わっているのだなと体感致しました。

思えば現在は季節ごとの入場制限やゲートのある若草山も、私が学生の頃には真夜中であろうが何であろうが山のどこからでも登ることが出来たものですが、現在はしっかりとしたゲートに塞がれ、ある意味非常に観光しやすい山となっており、また、近鉄奈良駅から東大寺・奈良公園に至る道も綺麗に整備されており、歩道すらなかった時代を知る者としては感慨深い変化を迎えております。

さて、昨今は観光地としても定着している奈良駅周辺ですが、大仏殿は勿論大仏殿が主要建物でございますが、大華厳寺の山門も非常に魅力的な建物です。もしお越しになられることがあれば近鉄奈良駅~三条商店街~もちいどのセンター街~ならまち~大乗院庭園~猿沢池~お寺巡りの鉄板ルートがおすすめですよ。

そんな東大寺もインバウンド全盛の頃にはとても観光できる状況ではなかったのですが、昨今は人も少なくなり穏やかな景色となっております。
少人数で短時間、久しぶりに無難な観光をさせて頂いた一日でございました。

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