不動産テックの展示会

こんにちは、システム課の山本です。

先日、毎年恒例の不動産テックの展示会に行ってきました。

不動産テック展示会2021

これまで、あまり出展されるジャンルに代り映えは無かったのですが、今年は目新しい物がいくつか出ていました。

IoT住宅はこれまで新築物件向けの物だったのですが、今年は既存賃貸マンションにも適用できるものが出ていました。

あと、ネットで提供されるサービス(SaaS)もいろいろ出展されていました。

テナントをコワーキングスペースで運営するためにネット予約からQRコードを使った入室管理、クレジットカードでの請求までできるようなサービスとか、不動産特定共同事業法に基づいて、投資家様の募集やファンド運営、入出金管理、配当金の処理といった不動産クラウドファンディングを支援するサービスなども出展されていていました。ブランディングが重要な分野なのでシステムがあるだけでできるという物ではないですが、そういうことを新規事業としてやりたいという時にシステムが無いことが足かせにはならないようになってきています。

賃貸マンションの躯体の保全をサポートするサービスとして、20項目ほどをスマホで3枚づつぐらい写真を撮ってくると、あとは10分から20分ぐらいの手間で簡単にマンションオーナー様への報告書兼提案書が出来上がるというサービスもありました。当社はベテランスタッフが使っているエクセル表の提案書のテンプレートがあるので用は足りているのですが、そういうのが無ければこういうサービスを利用するのもよいかもしれません。

売却物件の査定AIについても、割と安価な費用でAPIを提供してくれるサービスがあり、当社のようにサイトやシステムを自社で作っている会社にとってはAPI提供が安価で使えるというのは、とても興味深いところです。

不動産テックもコロナ禍で急速に進んできたなぁと実感しています。

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