こんにちは
烏丸今出川店の村井です!
コロナ騒動後まったく行けてなかった大好きなミュージカルへ行ってきました。
「IN THE HEIGHTS」
トニー賞でベストミュージカルに輝いた事もある人気作です(^^)
一般的にクラシックやポップ曲の多いミュージカルとは違い、
ヒップホップ調でヒップホップダンスも見どころのミュージカル作品です。
ラテン民族が集まるマンハッタンの北端「ワシントン・ハイツ」という場所が舞台で、
ラテン系移民を中心に話が進みます。
両親から受け継いだ小売店(コーヒーショップ)を経営している主人公のウスナヴィは
母国ドミニカに帰って海岸でお酒を飲みながら踊ってくらしたい。という夢があります。
ただ、貧困街で商売をしている彼には母国に帰る資金も無く、毎年恒例の宝くじを当てるしか方法はない状況です。
そうこうしている内に町はどんどんシャッター街になり始め町全体が寂しい雰囲気になっていきます。
ウスナヴィも両親の店を捨てて移住しようと決めますが…。
ウスナヴィの幼馴染ニーナ
ニーナが大学へ進学するために必死で学費を工面するために会社を売ったニーナの両親
ニーナの両親の会社で働くアメリカ人ベニーとニーナの恋
1週間後に退去と言い渡されたヘアーサロンで働くバネッサ
バネッサに恋するウスナヴィ
治安の悪い貧困街での人間模様を描いた作品で、
夢と希望を持って移民してきた「親世代」
下町で生まれ育ち将来が希望に満ち溢れている「若者世代」
両者の衝突や葛藤も描いています。
血のつながりだけを「家族」と呼ぶのか
母国の地だけを「家」と呼ぶのか
ラテンの地から移住してきた多国籍のワシントン・ハイツの人々が本当の絆や固い繋がりを見つけるヒューマンドラマ系のミュージカルで見ごたえはばっちりでした。
名古屋公演・東京公演が残ってますので機会があれば是非、足を運んでみてください。